Materiality
Materiality
Materiality(重要性)とは
ひとことで
発見事項や誤りが、報告を受ける人の判断や意思決定に影響を与えるほど大きいかどうかの度合い。金額などの量的な面だけでなく、法令違反や経営への影響といった質的な面も考慮する。
たとえると
家計簿で、10円の計算違いは気にしなくても、10万円の使途不明金は家族会議になるようなものです。ただし金額が小さくても、子どもが黙ってお金を持ち出していたなら、それは見過ごせない問題です。
現場ではこう使う
あるEC企業の監査で、商品マスタに少数の価格誤りが見つかりました。金額は小さいものの、原因が「誰でも価格を変更できる権限設定」にあることが分かりました。監査人は、不正に悪用されうる統制の不備として質的に重要と判断し、報告書に記載しました。
試験のポイント
EXAM POINTCISAでは「金額が小さいから重要ではない」とは限らない点が狙われます。IS監査では、不備が多くの取引に影響しうるか、不正につながるか、法令違反になるか、といった質的な面も含めて重要性を判断します。重要性は監査計画の範囲や標本数、報告書に何を記載するかの判断にも使われます。
混同しやすい用語との違い
- Audit Risk監査人が誤った結論を出すリスク。重要性は、どの程度の誤りを見逃してはならないかの基準
- Inherent Risk統制がない前提での重大な誤りの起こりやすさ。重要性は誤りの大きさの評価