Audit Risk
Audit Risk
Audit Risk(監査リスク)とは
ひとことで
重大な誤りや不備があるにもかかわらず、監査人が誤った結論や意見を出してしまうリスク。固有リスク、統制リスク(統制が誤りを防止・発見できないリスク)、発見リスク(監査手続が誤りを見つけられないリスク)で構成される。
たとえると
落とし物を探すとき、「その部屋にそもそも物が多い(固有リスク)」「片付けのルールが守られていない(統制リスク)」「探し方が雑(発見リスク)」が重なると、見落としが起きやすくなります。探す人が工夫できるのは探し方だけです。
現場ではこう使う
ある監査人は、前回の監査で変更管理の統制に不備があったシステムを担当しました。統制リスクが高いと判断し、発見リスクを下げるために標本数を増やし、CAATで全件の変更履歴も確認する計画にしました。
試験のポイント
EXAM POINTCISAでは「監査人が直接コントロールできるのは発見リスク」という点が頻出です。固有リスクや統制リスクが高い場合は、より多くの、より信頼性の高い監査証拠を集めることで発見リスクを下げます。リスクベースの監査計画の基礎となる考え方です。
混同しやすい用語との違い
- Inherent Risk統制がない前提でのリスク。監査リスクの構成要素の一つ
- Residual Risk組織が対策をした後に残る事業上のリスク。監査リスクは監査人の結論が誤るリスク