ITGC
IT General Controls
ITGC(IT全般統制)とは
ひとことで
個々のアプリケーションではなく、IT環境全体に共通して効く統制。代表的な領域は、プログラムやデータへのアクセス管理、プログラムの変更管理、システムの開発・調達、運用(ジョブ管理・バックアップ・障害対応)である。
たとえると
マンション全体の「管理体制」のようなものです。各部屋の鍵(個々のアプリの統制)がしっかりしていても、管理人が合鍵を誰にでも貸していたら意味がありません。ITGCは建物全体の土台となる管理です。
現場ではこう使う
ある小売企業の監査で、販売管理システムの値引き計算(アプリケーション統制)は正しく動いていました。しかし、開発者が本番環境に直接プログラムを反映できる状態になっていました。変更管理というITGCが弱いため、監査人は、アプリケーション統制が期間を通じて同じように動いていたとは言い切れず、そのまま依拠するには追加の検証が必要と判断しました。
試験のポイント
EXAM POINTCISAの定番は「ITGCが有効でなければ、その上で動くアプリケーション統制にも依拠しにくい」という関係です。アクセス管理、変更管理、開発、運用の4領域を押さえましょう。入力・処理・出力のチェックなど特定のシステムに組み込まれた統制はアプリケーション統制であり、ITGCと区別して問われます。
混同しやすい用語との違い
- Internal Control業務全般の不正や誤りを防ぐ仕組み全体。ITGCはその中でIT環境全体を支える統制
- CAAT監査人がデータを分析するためのコンピュータ利用監査技法。ITGCは組織側の統制