AV
Asset Value(リスク計算) / Antivirus
AV(資産価値/アンチウイルス)とは
ひとことで
リスク計算の文脈では資産の金銭的価値(SLE=AV×EF)。エンドポイント製品の文脈ではアンチウイルスを指す。
たとえると
リスク計算のAV(資産価値)は、保険をかけるときの「この家財は全部でいくらか」という評価額です。一方、アンチウイルスのAVは、家の玄関で「指名手配写真(既知のマルウェアの特徴)」と照らし合わせて不審者を止める門番にあたります。
現場ではこう使う
リスク評価で、顧客データベースサーバーのAV(資産価値)を、機器の価格だけでなくデータの価値や復旧費用も含めて2,000万円と見積もり、SLEの計算に使いました。別の場面では、社員のPCに導入したアンチウイルス(AV)が、ダウンロードされたファイルを既知のマルウェアのパターン(シグネチャ)と照合して検知し、隔離しました。
試験のポイント
EXAM POINT計算問題でのAVは資産価値で、「SLE = AV × EF」として使います(例:AV 100万円、EF 30%ならSLEは30万円)。エンドポイント対策の文脈でのAVはアンチウイルスで、既知のパターン(シグネチャ)での検知が中心のため、未知の攻撃や挙動の監視が求められる問題ではEDRが正解になりやすい、と押さえましょう。どちらの意味かは文脈で判断します。
混同しやすい用語との違い
- EF資産価値のうち、1回の発生で失われる割合(%)。AVは資産の金額そのもの
- SLE1回の損失額。AVにEFを掛けて求める
- EDR端末の挙動を監視・記録し、隔離などの対応まで行う。アンチウイルスよりも未知の攻撃に強い