RCA
Root Cause Analysis
RCA(根本原因分析)とは
ひとことで
インシデントや障害について、表面的な原因ではなく、それを引き起こした根本的な原因を突き止め、再発防止策につなげる分析。インシデント対応の事後活動(教訓)で行う。
たとえると
床が水浸しになったとき、床を拭くだけでなく、「どこから水が漏れたのか」「なぜその配管が古いまま放置されていたのか」と、「なぜ」を繰り返してたどっていくようなものです。原因を直さなければ、また同じことが起きます。
現場ではこう使う
ランサムウェアの被害から復旧した後、チームはRCAを行いました。直接の原因はVPN機器の脆弱性でしたが、さらに掘り下げると、その機器が資産台帳に登録されておらず、パッチ管理の対象から漏れていたことがわかりました。そこで、資産の登録とパッチ管理の手順そのものを見直しました。
試験のポイント
EXAM POINT「再発防止」「なぜ起きたのか」「事後レビュー(教訓:lessons learned)」と出てきたらRCAです。インシデント対応のライフサイクルでは、復旧の後に行う事後活動に位置づけられます。マルウェアを取り除く「根絶」や被害の拡大を止める「封じ込め」とは段階が違う点を区別しましょう。
混同しやすい用語との違い
- 教訓(Lessons Learned)インシデント後の振り返り全体。RCAはその中で原因を深く掘り下げる分析
- 根絶マルウェアや不正なアカウントなど、侵害の原因となったものを取り除く対応