マルテクテクBETA CISM
EUC
End-User Computing

EUC(エンドユーザーコンピューティング)とは

ひとことで

IT部門ではなく業務部門の利用者が、表計算ソフトの複雑なマクロや小規模なデータベースなどを自ら作成・運用すること。業務の柔軟性は高いが、変更管理、テスト、アクセス制御、バックアップなどの統制が及びにくい。

たとえると

家族が手作りした「家計管理の表」のようなものです。便利ですが、作った本人しか仕組みが分からず、うっかり式を消しても誰も気づかないことがあります。

現場ではこう使う

ある商社では、決算で使う為替換算を経理担当者が作った表計算ファイルで行っていました。監査で、計算式が誰でも変更でき、変更の記録も検証もないことが分かりました。重要なファイルを台帳に登録し、変更時の検証とバックアップを義務付けました。

試験のポイント

EXAM POINTCISAでは、重要な業務判断や財務報告にEUCが使われている場合、そのツールに変更管理やアクセス制御などの統制が働いているかが問われます。ITGCの対象外になりやすい点がリスクです。監査人は、まず重要なEUCを洗い出し、その重要度に応じて統制を確認します。

混同しやすい用語との違い

  • Shadow ITIT部門の承認なく利用されるIT全般。EUCは利用者が自分で作るツールで、承認されている場合もある
  • RPA定型作業を自動化するソフトウェア。業務部門が作る場合はEUCと同様の統制上の課題がある

関連用語

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