Symmetric Key Cryptography
Symmetric Key Cryptography
Symmetric Key Cryptography(共通鍵暗号方式)とは
ひとことで
暗号化と復号に同じ鍵(共通鍵)を使う暗号方式。処理が速いが、鍵を相手に安全に渡す方法(鍵の配送)が課題となり、通信相手ごとに別の鍵が必要になる。代表例はAES。
たとえると
家の合鍵を作って家族に渡すようなものです。同じ鍵で閉めたり開けたりできて便利ですが、合鍵を渡す途中で落とすと、拾った人にも家を開けられてしまいます。
現場ではこう使う
会社員が取引先にパスワード付きの圧縮ファイルをメールで送り、続けて同じメールアドレスにパスワードを送りました。情報システム部門からは、「暗号化に使ったパスワード(共通鍵)を同じ経路で送ると、メールを盗み見た人に両方そろってしまう」と注意されました。それ以来、パスワードは電話など別の経路で伝えるか、安全なファイル共有サービスを使っています。
試験のポイント
EXAM POINT「暗号化と復号に同じ鍵」「処理が速い」「鍵の配送が課題」と出てきたら共通鍵暗号方式です。n人が互いに通信するのに必要な鍵の数は n(n−1)/2個で、人数が増えると急に多くなります。公開鍵暗号方式との違い(鍵の数、速度、鍵の渡し方)を比較させる問題が定番です。
混同しやすい用語との違い
- Public Key Cryptography暗号化と復号に異なる鍵のペアを使う。鍵の配送は楽だが処理が遅い
- SHAデータからハッシュ値を求めるハッシュ関数。元のデータに戻すことはできず、暗号化とは違う