Chain-of-Thought
Chain-of-Thought Prompting
Chain-of-Thought(思考の連鎖(CoT)プロンプト)とは
ひとことで
答えをいきなり出させるのではなく、途中の考え方(推論の過程)を段階的に書き出させることで、計算や論理的な問題の正答率を高めるプロンプト手法。
たとえると
算数の文章題で、先生が「答えだけでなく、途中の式も書きなさい」と言うようなものです。一つずつ順を追って考えると、うっかりミスが減り、どこで間違えたのかも後から確認できます。
現場ではこう使う
経理部の担当者が、複数の条件が絡む経費精算のルールについて生成AIに判定を依頼したところ、結論だけを聞くと誤った回答が返ってきました。そこで「条件を一つずつ確認しながら、段階的に考えてください」と指示を追加すると、AIは条件ごとに検討した過程を示し、正しい結論にたどり着きました。担当者は途中の過程を見て、判断の根拠も確認できました。
試験のポイント
EXAM POINT「推論の過程を段階的に出力させる」「途中のステップを示すことで複雑な問題の精度を上げる」と出てきたらChain-of-Thoughtです。推論の過程を含む例を示すFew-Shot型と、「ステップバイステップで考えて」と一言添えるZero-Shot型があります。ただし、過程がもっともらしく書かれていても誤りが含まれることはあるので、出力の検証は必要です。
混同しやすい用語との違い
- Few-Shot入力と出力の例を示す手法。推論の過程を示すかどうかは問わない
- Zero-Shot例を示さず指示だけで依頼する手法。CoTと組み合わせることもできる
- Temperature出力のばらつき具合を調整する設定値。考え方を示させる手法ではない