Legal Hold
Legal Hold (Litigation Hold)
Legal Hold(訴訟ホールド(法的保全))とは
ひとことで
訴訟や調査が予想されるときに、関連するデータや文書の削除・変更を止めて保全するよう求める指示。通常のデータ保存期間のルールより優先される。
たとえると
大掃除の最中に「その箱には大事な書類が入っているかもしれないから、確認が終わるまで絶対に捨てないで」と家族に呼びかけるようなものです。いつもならゴミの日に出す物でも、その箱だけは手を付けずに残しておきます。
現場ではこう使う
元社員から訴えられる見込みになり、法務部が情報システム部門に訴訟ホールドを指示しました。担当者は、その社員と上司のメールボックスやファイルサーバーのデータが、通常の「90日で自動削除」のルールで消えないよう保全の設定を行いました。関係者にも、関連する資料を削除しないよう通知しました。
試験のポイント
EXAM POINT「訴訟が予想される」「データの削除を止める」「保存期間ポリシーより優先」と出てきたらLegal Holdです。普段なら保存期間(リテンション)ポリシーで自動削除されるデータも保全の対象になる点がポイントです。証拠の受け渡し履歴を記録するChain of Custodyとは目的が違うので区別しましょう。
混同しやすい用語との違い
- Chain of Custody証拠を誰がいつ扱ったかを記録し、改ざんされていないことを示す手続き
- データ保存ポリシー平常時にデータを何年保存し、いつ削除するかを決めたルール。Legal Holdはその削除を一時的に止める