Non-repudiation
Non-repudiation
Non-repudiation(否認防止)とは
ひとことで
ある操作や送信を行った人が、後から「自分はやっていない」と否定できないようにする性質。デジタル署名と、操作を記録するログなどで実現する。
たとえると
契約書に本人の実印を押してもらうようなものです。印鑑証明と照らし合わせれば本人が押したことがわかるので、後から「そんな契約はしていない」とは言えなくなります。
現場ではこう使う
ある会社の購買システムでは、高額な発注を承認するときに、承認者の秘密鍵でデジタル署名を付けるようにしました。後日、ある承認者が「その発注は承認していない」と主張しましたが、本人の公開鍵で署名を検証した結果、本人の秘密鍵で署名されていたことが確認できました。
試験のポイント
EXAM POINT「後から否定できない」「送信した事実を証明できる」と出てきたら否認防止で、実現手段はデジタル署名が定番です。秘密鍵は本人しか持たないため、本人の行為だと証明できます。一方、送信者と受信者が同じ鍵を共有するHMACや、ハッシュ値だけでは、誰が作ったかを特定できないため否認防止にはならない点が狙われます。
混同しやすい用語との違い
- HMAC共通の鍵で改ざんと送信元を確認できるが、鍵を相手も持っているため否認防止にはならない
- SHAハッシュ関数で改ざんの検知(完全性)に使う。単体では誰が作ったかを証明できない
- Digital Signature否認防止を実現する代表的な技術。否認防止は守りたい性質、デジタル署名はその手段