EU AI Act
EU Artificial Intelligence Act
EU AI Act(EU AI法(EU AI規則))とは
ひとことで
EUで定められた、AIに関する包括的な法規制で、2024年に発効した。AIシステムをリスクの大きさで分類し、リスクが高いほど厳しい義務を課す「リスクベース・アプローチ」をとる。
たとえると
危険度に応じて規制を変える「乗り物のルール」のようなものです。自転車には簡単なルールしかありませんが、自動車には免許と車検が必要で、そもそも公道を走らせてはいけない改造車もあります。AIも用途の危険度に応じて、「禁止」「厳しい義務」「表示の義務」「原則自由」と分けて扱います。
現場ではこう使う
日本の人材サービス会社が、EU域内の企業向けにAIを使った採用支援サービスを提供することになりました。採用に使うAIは「高リスク」に分類されうるため、法務部はリスク管理の体制、データの品質管理、記録の保存、人による監視の仕組みなどの義務を確認しました。日本の企業でも、EU市場向けにAIを提供する場合は対象になりうることを社内に共有しました。
試験のポイント
EXAM POINT「リスクベース・アプローチ」がキーワードです。AIを「許容できないリスク(禁止)」「高リスク(厳しい義務)」「限定的リスク(透明性の義務)」「最小リスク(原則として規制なし)」に分け、これとは別に汎用AIモデルの提供者にも義務を定めています。義務は一度にではなく段階的に適用される点、EU域外の企業も対象になりうる点(GDPRと同様の域外適用)も押さえましょう。