CyberChef
CyberChef (data encoding and decoding tool)
CyberChef(データ変換・デコードツール)とは
ひとことで
英国の政府通信本部(GCHQ)が公開している、Webブラウザで動くツール。Base64のデコードや文字コードの変換、ハッシュ計算などの処理を組み合わせて、データを変換・解析できる。
たとえると
材料(データ)を入れて、「皮をむく」「刻む」「煮る」といった調理工程(変換処理)を順番に並べると料理ができあがる「万能キッチン」です。工程の組み合わせは「レシピ」として保存し、何度でも使えます。
現場ではこう使う
フィッシングメールに添付されたスクリプトに、意味の分からない長い文字列が埋め込まれていました。アナリストがCyberChefで「Base64デコード」→「圧縮の展開」の順に処理を組み合わせると、隠されていた接続先のURLが現れました。そのURLをIoCとしてSIEMで検索し、ほかにアクセスした端末がないか確認しました。
試験のポイント
EXAM POINT「エンコードされた文字列のデコード」「Base64や16進数の変換」「難読化されたデータの解析」に使うツールとして出てきたらCyberChefです。アナリストが使うツールは用途の違いで見分ける問題が出やすいので、パケットを解析するWireshark、ファイルやURLの評判を調べるVirusTotalなどと区別しましょう。
混同しやすい用語との違い
- VirusTotalファイルやURLを多数のウイルス対策エンジンで調べ、評判を確認するサービス。データの変換は行わない
- Wiresharkネットワークのパケットを取得・解析するツール。CyberChefは取り出したデータそのものを変換する